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Writer's pictureまやはるこ

〜「神戸新開地」の楽しみ方〜①



ここ2ヶ月ほど、ブログをお休みしていました。

風邪が長引いたり、アデノウイルス結膜炎に罹ったり、数年分が一気にやってきたようです。

寝込んだりすると思考はろくなことにならないなと思うのは、肉体が弱ると精神とのバランスが崩れるんだと改めて思い知りました。


去る2月10日は旧暦のお正月であり節分が明けての最初の新月。翌日2月11日は建国記念日。神武天皇が建国した記念日を迎えた頃、身体もラクになり、なんだか新しく始まるな。そんな風に思えました。


ところで、私の暮らす神戸の街に「新開地」があります。

元気で笑い声が絶えない街。毎日新しく始まる。活気に溢れているなと感じる街新開地。

私の好きな新開地をご案内しようかと思います。




〜「神戸新開地」の楽しみ方〜 ①


昭和の街、新開地。おもちゃ箱をひっくり返したような懐かしい匂いがする。


私は大阪から神戸に移り住んで30年ほどになる。神戸の某ラジオ番組パーソナリティをしていて、子どもができたことがきっかけでラジオ局近くに部屋を借りた。

神戸はお洒落な観光地として認知されているのだけれど、個人的には、異人館とかハーバーランドなどの観光地で綺麗な花を見ているよりも味のある場に惹かれる。南米を旅した私にとって新開地は旅する感覚かもしれない。


新開地商店街には、立ち飲みできる居酒屋や、老舗の洋食屋、和菓子屋、靴屋、パチンコ屋に隣接してキリスト教会があり、空気感は昭和の映画を観ているようで心地よかった。


世の中がコロナ情報で右往左往している時でも商店街は通常通りに開店していた。

「コロナも関係あらへん。生きていかなアカンからな」くったくなく笑う地元のおっちゃんたち。

「ほんまや、生き抜いていかなアカン」誰かが相槌を打つ。

下町の人情と根性には普遍的な愛を知っているなと感じた。




次回は「昭和の喫茶エデン」

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