top of page
Writer's pictureまやはるこ

【後編】 縄文ホツマツタエから、<生きる>について考えてみた。

個人的な興味から始まり、ホツマツタエという縄文時代の古文書について学び始めて10年ほどになります。月に一度、通っているくらいなので、理解できているかと聞かれたら、言葉を詰まらせてしまいますが、ホツマツタエとは、古代文字と呼ばれる<ヲシテ文字>で縄文時代を描いた古文書です。


古文書ホツマツタエによると、太古(いにしえ)のこと、天地(あめつち)はもとより、その前兆となる「アホ」、ウビの(発生もなく未だ宇宙空間には一切の)際(きわ)無きに天御祖神(あめみおやかみ)の大きな一息によって、一つの動きが生じ、それは次第に大きな渦となり、何もなかった世界に、陰(め)陽(お)が生じました。


陽は、天(アメ)となり、火(ホ)、アホが極まったものが集まり、日の輪(太陽)と成る。一方、陰は、(アホに対して、ウビと呼ぶ)、地(くに)となり、なかでも純粋に極まった集まりが月となったのです。


宇宙の始まり、子孫繁栄です。

そして、次に、「トの教え」。ホツマツタエにある、トの教えとは、「みんな仲良く分かち合って」の精神、スピリットかと思います。


神・その中に<天御中主(あめのみなかぬしー宇宙における生命の始まり)として生まれ、再びクニトコタチの神として現れ、「トの教え」を持ってこの世を治める、トコヨの国の始まりです。まだ婚姻の制度は、婚姻制度の始まりは神代代四代、ウビチ二・スビチニの夫婦からでした。


神代七代の物語は縄文時代数千年の言い伝えを凝縮されたものであろうと書かれています。(初代、国常立の尊(くにとこたちのみこと)〜七代目、イザナギ、イザナミの尊まで)

おそらく、神代七代は時間空間からは計算できない存在を感じています。


おおよその時間空間から眺めてみると、宇宙の始まりは、137億年前だそうです。

約16000年前に縄文時代が始まったのではないかと思われます。

弥生時代約1000年と2022年の現代、約3000年を含むと、縄文時代は13000年続いたとされています。


その前はネアンデルタール人がヨーロッパ全域を居留地としていましたが、ホモ・サピエンス(知性人・叡智人の意)が現れたのは20万年前アフリカだったとされています。そのアフリカから出て、拡散していったのが10万年前くらいだそうです。


現在日本列島にある遺跡の内、最古のものは静岡県丸山遺跡、熊本県石の本遺跡など、38000年前のものだそうで、25000〜15000年前、最終氷河期となり15000年を過ぎると、地球は急激に暖かくなり11000年前頃には最終氷河期の最寒冷期も終わりました。このような変遷の中で、現代に至ります。


弥生時代以前は、女性が中心でした。

熊野、和歌山県串本に、弥生以前の縄文時代を生きた「女酋長ニシキトベ」の縁の地があると聞き、知りたくて何度も通いました。


数年前から、男女和合の時期にきていると強く感じていたからです。

特に、コロナ禍となり、不穏な情報は心に闇を作るばかりです。


ニシキは、地名。錦の海の傍に集落があったようです。トベとは女酋長のこと。

当時子孫繁栄は、夜這いという方法で行われ、女子が生まれたら集落で生活し、男子は、13歳になると、離れた場所で暮らす男たちのグループに入り、村を守る為に働くのだそうです。

弥生時代に入ると、女性中心から男性が中心へと変わっていきます。この頃熊野では神武東征で村は焼き討ちにあい、恨みから妖怪伝説として地元にあるくらいです。


時代は変わっても、根っこは同じ繰り返しのような気がしています。


宇宙の中に生きる地球の意志に寄り添い、生きていく道標を、人間の種族の一人として

みんなで、共に歩んでいけたら、共に生きていけたらと思います。



(参考文献・参考資料「わたしのほつまつたえ<天>」清藤直樹著、「こうして人が生まれた」他NHKスペシャルより)

73 views0 comments

Comments


bottom of page