今日こそは、「何かやらねば」って時がある。
何かだけなので、ただ焦っているだけってことは、どこかでわかってる。
理由なく、ただ思考に振り回されているだけなんだよね。
結局、この日はベッドでネットフリックスで映画を一本。ディズニー映画を二本。
ホントだらだら。人って、不思議な生き物やなあとつくづく思うのは、だらだらが飽きる時がやってくるのね。もう嫌やーってね。
脳科学的に見てみたら、脳はもともと、ポジティブなことより、ネガティブなことにフォーカスしやすい構造なんだそう。理由は、生存を脅かす可能性のあるものは、危険なんじゃないか、自分を守るよう進化してきたからみたい。
だから責める必要なし。
しれっと傍観できるまで待ってもいいような気がするんです。
何とかしたいと思った時、二つの方向が目の前にあるように思うのです。
自分にしかできない選択なんだけど。
一つは、自分を責め続けるのが辛いと思うなら、自分の外へ走って行っちゃう。
石とか占いとか、つまり自分の心の外に向かって行ってしまう。
誰かに決めてもらってもいいのかも。
もう一つは、人生を大きく分かれる分岐点になるのだけれど、
「自分に還る」自分の心に向かう。これも自分で選択することなのだけれど。
いずれも、自己責任なので、選択は自由でいいのです。
ところで、私は長く生きてきて、今年3月で70歳を迎えます。
ここまでくると、さすがに思考に騙されていることに気づくことが早くなりました。
切り替えがわかるようになったのかもしれません。
思考ってね、過去や未来の不安とか今ここにいないのに、捕まったまま立ち止まっている状態のことなんです。その気になれば、簡単に戻れます。
なぜなら、過去や未来に心を馳せてみても、現実はすべて「今ココ」にしかないから。
私は、今ココにいます。しかないのです。
私は30年前に声と息を使って<安心する呼吸法ボイスアート>なるものを考案しました。
阪神淡路大震災で全壊被災した後のことでした。思考が止まり、どこか穴ぐらで暮らす病人のようになった後、引きこもっていた山村で、声と息を使った呼吸法を自然に編み出しちゃったんです。
おじぎをしながら、「思考」を、口から出すイメージで、息を吐く。
身体を元の姿勢に戻す。この時新しいエネルギーが入ってきます。
丁寧に吐いて、吸って。繰り返していくと、
だんだんとリラックスでき安心感が満ちてきます。
30回ほど繰り返すと、表情からも緊張感が抜けていることがわかります。
この辺りで、すっかりネガティブな思考は消えています。
お金もかからず、自分の声や息だけ使うので、依存性もありません。
感情ってね。肉体に宿るのではないかと思うことがしばしばあります。
一日の始まりと終わりに、朝起きた時、夜ベッドに入る前に、私は行っています。
「息は自分の心」
自分でしかお世話できない領域かと思うのです。
思考にはまった時に、抜け出す効果的な呼吸法。試してみて下さい。
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