人間という字は、「人」の「間」と書きます。
私たちの悩ましい問題の一つに、人間関係によるものが多くあるように思います。これは、自分と相手との間の距離の取り方がわからずにいるものです。
例えば、人と人の間に起きた出来事により、傷つくことが起きた時、傷つきたくないという怖れが、不安に変わりそれが大きく広がって、いつの間にか悪循環となり、しんどさが膨らんでいくのではないでしょうか。
自分で整理できれば、それに越したことはありませんが、もつれた心の糸をほぐしていくのは、なかなか難しいものです。
カウンセリングを通して、もつれた心の糸を辿っていきますと、本来の健康に近づいていきます。カウンセラーをサポートに置くことで、整理する力がついてきます。
一人一人内容は異なりますが、人によっては、心の障害となり人生の大半を費やしている方もおられるのではないでしょうか。
私自身、すでに亡くなっている母への執着が40年ほど心に棲みつづきました。他にも元夫や娘とのこともありました。
振り返れば、長く費やした時間が勿体なく感じますが、その時その時を自分なりに最善を尽くしてきたのだろうと思います。
当時は、終わりのないトンネルに立ち尽くして何処に向かえばよいのか。思考はぐるぐると同じところを巡り、苦痛しかありませんでした。
そんな時、ネットでカウンセリングをいくつも検索しました。自分が安心できそうなカウンセラーを探していたのかもしれません。
その中で優しい文面の中で、嘘のない誠実さを感じる女性にアクセスしました。
受けてみて振り返ると、私にはサポートが必要なことだった。と、つくづく思いました。
向き合うタイミングは、人それぞれ違います。
何とか整理して前を向きたい。そう思った時が、変化するタイミングではないでしょうか。
遅いということは決してないと思います。
30年近く、カウンセリングを通して思うことは、人の本質は等しく健康であるということでした。
生まれて死ぬまで期間限定の時間旅行をしている私たちは、困難と思っていたことを
乗り越えていく旅をしているようなものです。
乗り越えられた時、心の中にある棘のようなものが、スーッと消えていきます。
これこそが究極の自分自身の中で起きるヒーリングではないかと思います。
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